


Earl of East vol.02
About
Paul and
Niko’s House
アイデアの生まれる場所
Earl of Eastの創業者でありパートナーである
ポール・ファーミンとニコ・ダフコスは現在、
ロンドン東部の緑豊かなレイトン郊外に愛犬のパイパーと暮らしています。
彼らが都会の中の“サンクチュアリ”と呼ぶ住まいはどこからアイデアや
インスピレーションを得て築かれているのでしょうか。
そしてプロダクトはどのような暮らしから生み出されているのでしょうか。



ロンドンでは古い家が重宝されるなか、ふたりが初めて購入したのは新築の物件でした。
真っ白なキャンバスの様な空間からはじまり、お互いに大切なものだけを持ち寄り、
時間をかけて選んだ家具や本などがひとつづつ加わえられています。
ブランドとプロダクトはすべて旅からインスピレーションを得ており、
それは家もおなじです。
訪れたカリフォルニアはどこの家も壁やドアが明るい色で塗られているのに影響を受け、
自然光の入りにくいリビングルームの壁を明るい色で塗り、
天井も同色にすることで広さを出しながら包み込まれているような空間を作りました。
また、テラスにはタイルデッキと高さのある花壇が備えられ、多くの植物で溢れています。
夏は窓を開け、リビングルームの延長のようにして
開放感のある心地よい空間が生まれます。
Interior
ずっと残しておきたい家具
家具の多くは以前から愛用していた大切なものを持って来ましたが、
なかにはこの家のために購入したものもあります。
ここ数年は彼らが本当に好きなもの、
ずっと残しておきたいものを買い揃えており、
そのなかには手頃な価格から高価なもの、
ヴィンテージや、新しいものなど異なるテイストのアイテムが
絶妙なバランスがディスプレイされています。
例えば、デイベッドはIKEAのものですが、
その隣にはショーディッチの店舗をデザインした
フレッド・リグビーが作ったテーブルが置かれています。
ダイニングテーブルも彼の作品で、
丸みがあって木のぬくもりを感じるプロダクトは
角ばった部屋を和らげてくれる存在です。





Scent